設定リファレンス
以下の 21 設定は、必要に応じて CLI、MCP stdio、Streamable HTTP に適用されます。優先順位は 既定値 → 任意の dotenv → 環境変数 → オプション です。ファイルの選択と上書きは設定を参照してください。
グローバルオプションはツールまたは serve の前、HTTP 専用オプションは serve http の後に指定します。オプション欄のダッシュは対応する CLI オプションがないことを示し、環境変数または選択した dotenv ファイルで渡します。
Google アクセスとツール実行
| 環境変数 | 既定値 | CLI オプション | 意味と許容値 |
|---|---|---|---|
GOOGLE_MAPS_API_KEY | 未設定 | — | 制限付き Google API キー。api-key モードと、この実装のキー専用エンドポイントに必須です。OAuth モードでも後者には必要で、ツール引数にはしません。 |
GOOGLE_MAPS_AUTH_MODE | api-key | --auth-mode | api-key または oauth。OAuth は Places (New)、Routes、Weather、Air Quality、Address Validation、Places Aggregate に対応します。 |
GOOGLE_APPLICATION_CREDENTIALS | ADC 検出 | — | 読み取り可能なサービスアカウントまたは対応 ADC JSON のパス。相対パスは作業ディレクトリ基準。ローカル ADC・メタデータ検出では未設定にします。 |
GOOGLE_CLOUD_QUOTA_PROJECT | 未設定 | — | OAuth に必要な消費側の課金・割り当てプロジェクト ID または番号。サービスアカウントにそのプロジェクトの serviceusage.services.use が必要です。 |
GOOGLE_MAPS_LANGUAGE | en | --language | 言語指定に対応した Google 応答の言語コード。本マニュアルの言語選択とは独立です。 |
GOOGLE_MAPS_TIMEOUT | 30 | --timeout | リクエスト単位のタイムアウト秒数、整数 1–600。待機、再試行、バックオフ、応答読み取りを含み、OAuth 取得は同じ値で別途制限します。 |
GOOGLE_MAPS_ENABLED_TOOLS | 全部(*) | --enabled-tools | カンマ区切りの maps_* 名または *。不明名は起動失敗です。無効ツールは検出されず呼び出せません。 |
GOOGLE_MAPS_MAX_REQUESTS | 200 | --max-requests | 呼び出し単位の Google HTTP 試行予算、整数 1–10000。複合分岐で共有し、再試行も消費します。 |
GOOGLE_MAPS_MAX_RETRIES | 2 | --max-retries | Google リクエストの一時障害に対する追加試行、整数 0–5。0 は初回のみ。タイムアウト・予算内で実行します。 |
GOOGLE_MAPS_TOOL_TIMEOUT | 120 | --tool-timeout | ツール全体の期限秒数、整数 1–3600。認証取得、待機、API 呼び出し、再試行を含みます。 |
プロセスあたり 5 件の Google HTTP リクエストを同時実行できます。予算は金額でなく試行数を制限し、行列 1 リクエストでも複数要素に課金される場合があります。分岐が予算・期限に達した場合、複合ツールによっては項目別エラーを返します。本番の制限を参照してください。
HTTP リスナーとアクセス
| 環境変数 | 既定値 | HTTP オプション | 意味と許容値 |
|---|---|---|---|
MCP_HTTP_TOKEN | 未設定 | — | MCP クライアントの共有 Bearer トークン。ループバック外で必須です。Google 認証情報とは別で、ネイティブ mTLS でも必要です。 |
MCP_HTTP_LISTEN | 127.0.0.1:3000 | --listen | 待ち受ける IP とポート。Docker イメージでは環境値を 0.0.0.0:3000 に設定します。 |
MCP_HTTP_ALLOWED_HOSTS | ループバックホスト | --allowed-host | 許可する HTTP Host をカンマ区切りで指定。複数指定のオプションはファイル・環境変数の一覧全体を置換します。適切なポートを含めます。 |
MCP_HTTP_ALLOWED_ORIGINS | なし | --allowed-origin | 許可するブラウザーオリジンをカンマ区切りで指定。許可されない Origin ヘッダーは拒否します。ポートを明示し、繰り返すオプションは一覧を置換します。 |
MCP_HTTP_RATE_LIMIT | 120 | --rate-limit | プロセス・分あたりの認証済み /mcp リクエスト数、整数 0–1000000。0 で無効。レートと同じバースト容量で連続補充します。 |
MCP_METRICS_ENABLED | false | --metrics [true|false] | Prometheus /metrics を有効化。--metrics 単独は true。設定済みの Bearer 認証を共用し、ネイティブ mTLS も適用されます。 |
MCP_TLS_CERT | 未設定 | --tls-cert | PEM のサーバーリーフ証明書と中間チェーン。一致する秘密鍵との同時指定が必要です。 |
MCP_TLS_KEY | 未設定 | --tls-key | PEM サーバー秘密鍵のパス。実行時の ID に読み取り権限を与え、ソース・イメージから除外します。 |
MCP_TLS_CLIENT_CA | 未設定 | --tls-client-ca | 全リスナーパスでクライアント証明書を必須にする PEM クライアント CA バンドル。Bearer トークンを置き換えません。 |
HTTP のトークンバケットはユーザー・IP 単位でなくプロセス全体です。未認可リクエストは消費せず、ヘルスとメトリクスは対象外です。拒否は 429 と Retry-After を返します。本文上限は 12 MiB です。MCP アクセスと TLS 運用を参照してください。
診断イベント
| 環境変数 | 既定値 | CLI オプション | 意味と許容値 |
|---|---|---|---|
RUST_LOG | warn | — | 診断ログフィルター。info でツール完了イベントを有効化。引数と Google の応答本文は記録しません。 |
MCP_LOG_FORMAT | text | --log-format | text または json。診断は常に stderr に出力し、stdout は CLI JSON・MCP 通信専用にします。 |
ファイル選択と出力制御
ファイル選択は上記のアプリケーション設定層より先です。MCP_ENV_FILE は dotenv パスを指定し、グローバル --env-file PATH が優先します。明示したファイルは存在する必要があります。--no-env-file は全 dotenv 読み込みを無効化し、--env-file と併用できません。未指定なら作業ディレクトリの任意の .env だけを読みます。
明示的な空の環境値もファイルを上書きし、任意のトークン・TLS パス・許可リストを消去できます。ただし空の数値設定は無効です。ファイルの読み込みはプロセス環境を変更しません。
doctor --live は料金が発生し得るプローブへのオプトインで、通常の doctor はオフラインです。ツールの --output PATH は JSON、static-map では生の PNG を保存します。これらは追加の環境設定ではなくコマンド制御です。
アプリケーション設定と認証ファイルの変更は再起動が必要です。Linux・macOS では SIGHUP でネイティブ TLS の証明書・秘密鍵・クライアント CA をまとめて再読み込みでき、失敗すると既存設定を維持します。設定と本番運用を参照してください。